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時空を超えたバトル‼︎荒れくれし狼(後編)

by
孝二
孝二


天生峠(定峰)2本目
孝二「暁月、ここからとんでもなくヤバイゾーンに入っていくと思うだから」
暁月「ストップ…これ以上は言いっこ無しよ。私はどんな領域でもマスターの隣を降りる気は無いわ」
孝二「そっか…ならしっかり掴まっとけよ!」
エミリア「孝二の限界の走りはさっきので見切ったからね…『トライアングルクイーン』としての狩方と言うものをこれでもってくらい見せてあげるよ‼︎」
凛「1本目はどうやら無事に凌げたようだな…だが敵も馬鹿ではない。恐らくこの一本で勝負を決めに来るだろう…」
涼介「同感ですね…孝二の精度がどこまで上がってるか…それが勝負を決める鍵になるでしょうね」
ルクス「本当に大丈夫でしょうか?彼女の本気は侮れません…なにせあの『トライアングルクイーン』の称号を持つドライバーの一角にいる存在なのですから…」
聖龍「『トライアングルクイーン』?」
ルクス「『トライアングルクイーン』とは天の川連合でも自他共にトップスリーに立つほどの実力を持ち他の追随を決して許さない3人の女性ドライバーの事です。
未来女王ティクルムを始め、真紅のロンディオン、そして今孝二さんが戦っている銀狼のエミリアがそれに当たります。恐らくスペシャリストタイムに近いペースで追撃して来るでしょうね」  
暁月「すごいプレッシャーね…大丈夫?マスター…っ?」
暁月(マスターがとんでもない集中力で走ってる?私の言葉に返す余裕が無いんだわ…)
孝二(さっきの1本目よりも数段速いペースで喰らい付いてくる…本当に振りきれるのか?俺…こんなの⁉︎)
涼介「不屈の乙女を覚醒させてる状態の荻原はまるでスイッチが入ったかの様にとんでもないペースでコーナーをクリアして行くんだ…」
そう言って涼介はルクス達を見て確信に満ちた口調でこう言った
涼介「振りきれるはずだ…もしも荻原が俺の提案の真意を読み取ってくれているのなら…このバトルの局面が俺の描いたシナリオ通りに動いてくれているならあのエミリアを出し抜ける‼︎」
涼介(頼んだぜ…荻原、お前のそのスイッチが頼りなんだ!)

エミリア(どう言う事?僕はさっきの1本目よりも明らかに速いペースで走ってるはずなんだよ?とっくに狩られて勝負はついている筈なのに……どうしてまだ僕の前に居るの⁉︎)  
孝二(ちょっとでも集中力切らしたら崖に張り付くか谷底行きだ…バトルがこんなに怖いと思ったことは無い、手強いぜ…今までで一番の危険ゾーンだ‼︎)
エミリア(もしかして前にいながら音階で僕のラインを把握しながら真似てるって言うの?それがきっかけでとてつもない進化を遂げているって言うの⁉︎)
ギャラリーA「あのネルフとか言う車やべえよとんでもなく不安定な挙動で追いかけてる。」
ギャラリーB「まさに荒れくれし狼って感じだよな…そんなやばい奴から逃げてる暁月MRとかもとんでもないドライバーだぜ…いつ事故るか分からない分余計に見てるこっちがヒヤヒヤしちまう…」
ギャラリーA「よく分かんねーけど俺達には理解できない様な途方も無いことやってるんだろうな。あの二台」
一方スタート地点
涼介「バトルが後半になるにつれ、孝二に有利な条件が揃って行くんだがそれが何かわかるか?聖龍」
聖龍「なんだろ?車の性能は明らかに向こうの方が上だし…」
ルクス「もしかしてネオオリジンの違いではないでしょうか?」
紗夜「なるほど…そう言うことですね…」
聖龍「へ?何が?」
紗夜「エミリアのネオオリジン、『荒れくれし狼』はタイヤを酷使するタイプのネオオリジン、一方で孝二さんの『不屈の乙女』はどちらかと言うと高速域で真価を発揮させるタイプであまりタイヤに負担が掛かりません…それに加え先程の涼介さんのアドバイス…この流れで行くと先にタイヤが苦しくなるのはエミリアの方だと思います」
エミリア(やば……もしかしてやらかしちゃったかも……)  
エミリア(さっきの一本目で狩れると思ったから無理なラインで強引に行き過ぎた!今にして見ればとんでもないミスだったかもね…それでなくてもこのネオオリジンはタイヤにかかる負担が半端無いから…でもそう簡単に逃がすわけないけどさ‼︎)
孝二(?後ろのネルフオリジンの挙動がさっきから怪しい?まさかタイヤか?フロントタイヤが熱ダレを起こしてるんだ!チャンス‼︎今ならこっちのタイヤにはまだ余力が残っている!行くぞぉ…この馬鹿っ速いネルフオリジンぶっちぎって終わらせるぜこのバトル‼︎)
涼介「例えばコースをきっちり攻め込めば攻め込むほどブレーキポイントが間に合わない様なポイントとかあるだろ?」
冬馬「確かにそう言うポイントはありますね…この天生も例外にもれずそう言ったポイントは存在しますよ」
聖龍「そうか…そう言うことか!ネオオリジン覚醒時の孝二さんのブレーキングが鍵なんですね⁉︎孝二さんのネオオリジンを封印した本当の狙いはそこだったんですね⁉︎」
凛「聖龍にしては良い答えだな…だが向こうも天の川連合のトップスリーに入る実力者…そう簡単に逃してはくれないだろうな。このチャンスをものに出来るかどうかがこの勝負の分かれ目だ‼︎」

エミリア(何をテンション上げているのか知らないけどさ…まさか僕をちぎろうだなんて馬鹿な事考えて無いよね?例え少しくらいタイヤが怪しかろうと僕は『トライアングルクイーン』の1人で『トライアングルクイーン』の中では一番の狩り人なんだ!その僕が千切られる事なんて天地がひっくり返ってもありえない‼︎)  
スイッチの入った孝二の暁月MRが通常よりも遅いポイントで孝二特性ヒールアンドトゥーを仕掛ける!
エミリア(あはは!ついに減速したね!ようやく諦めたのかな?さあ大人しく僕に狩られろ‼︎っ⁉︎)<ゾクッ>
エミリアはそう思案しながら暁月MRに続いてラストヘアピンに進入、その時エミリアは戦慄した。自分の愛機が現在のタイヤ状況では対応できないスピードで突っ込んでしまった事を瞬時に理解した!
エミリア(しまった!突っ込み過ぎた⁉︎こっちじゃない‼︎戻れ!ネルフ‼︎)


エミリア(ネルフのコントロールが…効かない⁉︎)


エミリア(負けた?僕とネルフが逆に狩られた⁉︎凄いや…負けたのに凄く気持ちいいや…)
孝二「なんとか逃げ切れたな…」
暁月「お疲れ様!マスター、」
孝二「サンキュー暁月」
孝二&暁月タイム

銀狼のエミリアタイム


エミリア「あーあ負けちった…でも途中から分かってたんだ…何と無く僕が負ける事。孝二が一本目僕の狩りをしのいだ瞬間にね…)
そう言うとエミリアはいつになく真面目な顔で孝二に言った

エミリア「君ならもしかしたらあの娘の事救えるかもしれない…『トライアングルクイーン』の1人である僕に勝った君ならね…」
聖龍「あの娘⁇誰の事?」
エミリア「それは…」
そう言いかけた時一台の赤い車が上がってきた。

ロンディオン「そこまでだ…エミリア」
エミリア「ロンディオン…」
ロンディオン「孝二よ…銀狼のエミリアに勝ったそうだな…さすがは我が好敵手と言っておこう」
暁月「ねえロンディオンさっきエミリアが言いかけてたあの娘って誰の事なの?」
ロンディオン「今のお前達に知る必要は無い…もし知りたくばこの私『真紅のロンディオン』を倒してみろ…それが出来たのなら全てを話してやる…」
そう言ってエミリアと共に天生を去ろうとするロンディオン
涼介「待て!お前達の目的は何だ?」
ロンディオン「さてな…私に言える事はティクルム様が成そうとしてる事…それ以上でも以下でも無いよ」
そう言って帰り側に孝二に一言
ロンディオン「私と決着を着けたくば『いろは坂』へ来い…そこで我がネオオリジン『貫きし剣(つるぎ)』を見事打ち破ってみせろ!お前のその信念でな…さらば‼︎」
冬馬「行ってしまいましたね…」
拓海「さっき孝二さんが戦ったエミリアって人も相当やばいドライバーだけどあのロンディオンてドライバーも相当やばいやつかも…」
啓介「だろうよ…なんせ赤城で兄貴が負けてるんだからな…」
ルクス「とにかくエモーショナルオリジンの移動ガレージに戻りましょう…冬馬さん達も良ければどうぞ」
冬馬「それならお言葉に甘えるです」
そう言って冬馬達部活メンバーも移動ガレージにお邪魔する事になった。




時空を超えたバトル‼︎荒れくれし狼(後編)完

次回ゴッドハンド!ワンハンドを極めし者に続く
更新日時:2019/06/20 08:05
(作成日時:2019/06/20 02:51)
コメント( 2 )
孝二
孝二
6月20日 8時26分

テルボウ「エミリアを撃破した事により、タイムアタック欄に筑波と土坂が追加されたでしゅ( ´△`)土坂に至っては今のレベルでも普通に全国で入れられるから対策用に走り込むのもありかもでしゅね!(`・ω・´)」

孝二
孝二
6月21日 19時26分

この投稿のラストの曲を聴いていつも思う事
(8までの公道列伝また復活しねーかな〜)

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